開催中の展覧会

企画展「會津八一と川喜田半泥子—独往と無茶の交流—」

 會津八一(1881-1956)は新潟市出身で、早稲田大学教授を務めた東洋美術史学者であり、歌人、書家として知られています。八一は奈良の風光や仏像、寺院にかかわる歌を多く詠み、その調べの美しさは眼前にまざまざと情景を描き出します。また、書家としても独自の世界を切り開き、力強く個性的な書は多くの人を魅了しています。八一は歌壇、書壇に属せず自分の信ずる道を歩み続けた独往の人でした。

 川喜田半泥子(1878-1963)は百五銀行の頭取を務めるなど実業家として活躍する傍ら、趣味で没頭した陶芸は型にとらわれない自由な作風で破格と評されています。半泥子は意図的な苦心の作は好まず、平素打ち込んで工夫と練磨の上で「どうとも勝手になれ」という気分で作陶に臨み、自らを無茶人と称する人でした。

 二人の交流は昭和22年に八一が半泥子に宛てて茶碗を所望する手紙を出したことから始まりました。生涯相まみえることはないまま交わした書簡は合わせて76通にものぼり、八一は半泥子の茶碗を、半泥子は八一の書を所望し、お互いに交換しては高く評価しています。

 本展では新潟市會津八一記念館の協力のもと會津八一の芸術世界を紹介し、併せて石水博物館が所蔵する八一作品及び半泥子の陶芸、書画を展示します。そして交わされた書簡の文面から読み取れる二人の芸術観を紹介します。

主な展示作品

會津八一 書「林下十年夢 湖邉一笑新」対幅 新潟市會津八一記念館蔵(前期展示)

會津八一 書「林下十年夢 湖邉一笑新」対幅
新潟市會津八一記念館蔵(前期展示)

會津八一 歌書「あせたるを」 新潟市會津八一記念館蔵(後期展示)

會津八一 歌書「あせたるを」
新潟市會津八一記念館蔵(後期展示)

會津八一 書「秋艸堂」 新潟市會津八一記念館蔵

會津八一 書「秋艸堂」
新潟市會津八一記念館蔵

川喜田半泥子 高麗手茶碗 銘「雅茶子」 石水博物館蔵

川喜田半泥子 高麗手茶碗 銘「雅茶子」
石水博物館蔵

川喜田半泥子 伊賀水指 銘「慾袋」 石水博物館蔵

川喜田半泥子 伊賀水指 銘「慾袋」
石水博物館蔵

PDF

展示目録は
こちらから
(PDF 102KB)

記念講演会

「會津八一の美学」

■講  師:新潟市會津八一記念館館長 神林 恒道氏

■日  時:11月6日(日)14時~15時30分(13時30分開場)

■会  場:三重県立美術館講堂(津市大谷町11番地)

■申込方法:石水博物館まで電話にて(電話:059-227-5677)

■定  員:申込先着150名様 ※聴講無料

関連行事

ギャラリートーク

担当学芸員が展覧会をご案内します。

■日時:10月8日(土)、22日(土)、11月3日(木・祝)、12日(土)、26日(土)

    各日14時より30分程度

※申し込みは不要。当日14時までに石水博物館受付前へお越しください。

※参加費は無料ですが、当日の入館料が必要です。

同時開催(1階回廊)

「會津八一の歌を映す」

秋艸道人賞写真コンテスト 第1回~8回大賞作品展

主催:公益財団法人會津八一記念館

  • 標準
  • 拡大
ページのトップへ戻る

公益財団法人 石水博物館

〒514-0821 三重県津市垂水3032番地18

Copyright © 2011 Sekisui Museum All Rights Reserved.